今回の記事、ざっくり言うと・・・

  • 東京労働局が本年度の行政運営方針を作成し公表した
  • 運営方針では①将来に希望と意欲を持って働くことができる良質な雇用の確保、②豊かで活力のある社会にふさわしい公正な働き方の確保、③誰もが参加し、活躍でき、尊重し合える労働環境の整備を掲げた上で、分野ごとの取組みについて記述されている。

東京労働局運営方針

世界のハローワークからVOL001:船橋ハローワーク

先日の厚生労働省が公表した地方労働行政運営方針に続き、東京労働局が「平成 27 年度行政運営方針」を策定、公表しました。

今年度は、次の行政方針を示した上で、分野ごとの取組みについて記載しています。

  • 将来に希望と意欲を持って働くことができる良質な雇用の確保
  • 豊かで活力のある社会にふさわしい公正な働き方の確保
  • 誰もが参加し、活躍でき、尊重し合える労働環境の整備

ここでは、特定の業種や労働者の属性の指導に関する「特定分野における労働条件確保の推進」の内容についてみてみましょう。

ここで取り上げられているのは次の分野です。

  1. 自動車運転者
  2. 障害者
  3. 外国人労働者、技能実習生
  4. 介護労働者
  5. 派遣労働者
  6. 医療機関の労働者
  7. パートタイム労働者、アルバイト非正規労働者

たとえば、1.自動車運転者については、「長時間労働等自動車運転者の労働時間等の労働条 件の確保に問題があると認められる事業場に対して的確な監督指導等を実施し、その遵守の徹底を図る」といった内容となっています。また、東京運輸支局との連絡会議の開催、 これを踏まえた合同監督・監査の実施、通報制度を適切に運用するなど連携を図るとされています。

このように他の行政庁と連携した指導も今後行われていくのではないでしょうか。

■関連リンク

平成27年度 東京労働局行政運営方針を策定しました(東京労働局HP)

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