今回の記事、ざっくり言うと・・・

  • 株式会社NTTデータ経営研究所が「働き方に関する調査」を実施し、その結果を公表
  • 調査結果によれば、「半数以上(53.6%)が9:00~12:00が生産性が一番あがる」(同社HP)と回答

image133株式会社NTTデータ経営研究所が「働き方に関する調査」を実施し、その結果を公表しました。

「ブラック企業」が社会問題となって以来、自社従業員の働き方の見直しを進める企業もしばしばニュースなどで見かけるようになりました。本調査でも「「働き方変革」に取り組んでいる企業は、3割を超え(32.1%)」(同社HP)ていることが報告されており、自社での施策を検討する際に参考になるものと考え、取り上げることにしました。

ところで、現在、「働き方改革」といえば、労働時間の短縮を意味することが多いと思います。そのためには、労働生産性の向上なしには、企業としては実施しづらいのではないでしょうか。

そこで、たとえば、本調査の「生産性があがる時間帯」に関する調査結果は参考になります。

同調査によれば、「半数以上(53.6%)が9:00~12:00が生産性が一番あがる」(前同)と回答していることは、注目される結果ではないでしょうか。昨年夏季に話題になった「ゆう活」も、この調査結果からすると、生産性の向上につながることが期待できるといえるかもしれません。

また、本調査は「育児期・介護期の処遇や女性活躍推進に対する意識を調査し、男女の相違点に焦点を当てて分析」したとしています。

この中で、「男性も半数以上(53.9%)が「育児を行う男性は、育児休業や短時間勤務等を取得し、より積極的に育児へ参画すべきだと思う」と回答している」ことについては、男性側の意識も変わりつつあることを示唆しているといえるでしょう。企業としては、このような考え方をする男性社員が増加している点は、マネジメント上、頭に入れておく必要があるのではないでしょうか。

参考リンク

働き方変革2016 働き方変革に取り組む企業は1年で約1割増、3社に1社が取り組む ~女性活躍推進への見方は女性の方が厳しい~(NTTデータ経営研究所HP)

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