厚労省が生産性向上事例集を公表

きょうの記事、ざっくり言うと・・・

  • 厚生労働省が、中小企業・小規模事業者の賃金引上げを図るため、生産性向上の取組をまとめた2冊の事例集を作成
  • 『生活衛生関係営業 生産性・収益力向上の取組事例集~賃金引上げのヒント~』では、中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受け、現在、収益力の向上に取り組んでいる企業が実施した業務効率化などの事例を紹介
  • 『生産性向上の事例集~最低賃金の引上げに向けて~』では、業務改善助成金の活用事例をもとに、業務の効率化や働き方の見直しなどを行って生産性の向上を実現し、賃金の引き上げを行った中小企業・小規模事業者の事例を掲載
写真は記事内容と関係ありません。

厚生労働省が、中小企業・小規模事業者の賃金引上げを図るため、生産性向上の取組をまとめた2冊の事例集を作成しました。そのうちの1冊は、飲食業、宿泊業など「生活衛生関係営業」の企業に特化した、初めての事例集です。

『生活衛生関係営業 生産性・収益力向上の取組事例集~賃金引上げのヒント~』では、中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受け、現在、収益力の向上に取り組んでいる企業が実施した業務効率化などの事例を紹介しています。

たとえば、ハンバーグの専門店を展開している会社の事例では、これまで時間のかかっていたハンバーグやソーセージの真空充填作業の効率化を図るため、真空充填機を導入することによって、ハンバーグの1回当たりの計量、成型、脱気作業時間(充填作業時間)が、従来の平均約40分から2分程度(95%減)に、ハンバーグ作成に手を掛けている時間が従来の1日平均約8時間から3時間強に短縮(58%削減)することができ、売上げが7%程度、利益率が2.7%程度、製造コストが18%程度改善したという事例が紹介されています。

もう1冊の『生産性向上の事例集~最低賃金の引上げに向けて~』では、業務改善助成金の活用事例をもとに、業務の効率化や働き方の見直しなどを行って生産性の向上を実現し、賃金の引き上げを行った中小企業・小規模事業者の事例を掲載しています。

こちらは、幅広い業種が取り上げられていますが、たとえば、接骨院の事例では、来院者の受付・精算や施術に時間がかかっており、また、有資格者数や受入設備数の制約により、来院者を待たせてしまうことも度々あったため、助成金を活用してコンサルタントによる業務フローの見直しとPOSシステムを導入することにより、来院者情報をバーコード管理することによる受付・精算にかかる時間の短縮と、ベッド数の増加、柔道整復師(有資格者)の増加、治療内容の時間配分の調整等の施術フロー見直しにより、施術可能人数が増大したことで、来院者数が増加し、受付・精算や施術にかかる時間の短縮と来院者の受入れ体制の改善を行ったことによって生産性が向上し、1人の従業員の時間給(事業場内最低賃金)を60円引き上げた事例が紹介されています。

このように、機器の導入により生産性が向上する可能性があります。本事例なども参考に、取り組みを進めてみてはいかがでしょうか。

参考リンク

賃金引上げに向けた生産性向上の事例集を作成しました(厚労省HP)

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