• 厚生労働省が平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表
  • 平成28年度の件数は9,299件で、15.0%減少した
  • 「求人票の内容が実際と異なる」ものの対応状況については、是正指導の結果「求人票の内容を変更」が27%、「求人票に合わせ労働条件等を変更」が5%だった

厚生労働省が平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表しました。

平成28年度の件数は9,299件(前年度の10,937件)で、15.0%減少しています。申出等の内容の上位は、「賃金に関すること」が2,636件(28%)、「就業時間に関すること」が1,921件(21%)、「職種・仕事の内容に関すること」が1,311件(14%)であり、申出等のうち、「求人票の内容が実際と異なる」件数は3,608件(39%)でした。

こうした相違に係る相談を受けた場合は、ハローワークにおいて迅速な事実確認、必要な是正指導などの対応を行うとしています。

「求人票の内容が実際と異なる」ものの対応状況については、是正指導の結果「求人票の内容を変更」が982件(27%)、「求人票に合わせ労働条件等を変更」が196件(5%)などの対応が見られました。

厚生労働省は、引き続き、こうした対応を徹底することにより、求人票の記載内容が適切なものとなるように努め、求職者の方の期待と信頼に応えられる職業紹介等を行っていくとしています。

近年、ハローワークの求人票も労働法令に違反するものでないか、以前に比べて詳しくチェックされることが多くなっていますので、求人票を提出しようとする前に、一度社労士等の専門家のチェックを受けると安心でしょう。

参考リンク

平成28年度のハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します(厚労省HP)

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