今日の記事、ざっくり言うと・・・

  • 厚生労働省が「外国人労働者の活用事例に関する実態把握事業」を実施し、「外国人の活用好事例集~外国人と上手く協働していくために~」を作成、公表
  • 外国人にとっても魅力的な就労環境を整備し、自社が求める人物像を事前にはっきりと させた上で、効果的な募集・採用経路を選択することなどのポイントがまとめられており、企業事例も掲載されている

写真と記事内容は関係ありません。

厚生労働省が「外国人労働者の活用事例に関する実態把握事業」を実施し、「外国人の活用好事例集~外国人と上手く協働していくために~」を作成、公表しました。

近年、企業においても、グローバル化が進展する経済社会に対応するため、優秀 な外国人を確保することは、経営戦略上も重要な視点となっています。本冊子に掲載した好事例となる取組内容は、業種や企業規模にかかわらず、これから外国人の雇用を検討する企業や、雇用している外国人の雇用管理の改 善を検討している企業などに参考になると思われます。

本冊子では、「外国人と上手に協働していくための3つの要諦」として次のものが紹介されています。

  1. 外国人にとっても魅力的な就労環境を整備し、自社が求める人物像を事前にはっきりと させた上で、効果的な募集・採用経路を選択すること
  2. 「言語」 「能力開発」 「メンタルサポート」 「安全衛生」 「宗教・文化」などについて、 ボーダレスな職場環境を目指すこと
  3. 日本での生活を開始する外国人社員は、言葉の壁などから、様々な困難に直面します。 外国人社員が生活者として自立できるよう積極的にサポートすること

このようにしてみると、1や2については、日本人であっても基本的に同じことが言えるといってよいでしょう。3であっても、場合によっては国籍を問わない問題かもしれません。

先日、厚労省が発表した人口予測は、2065年の人口推計は8800万人という衝撃的なものでした。優秀な人材の確保を図るうえでは、労務コンプライアンスはもちろん、就労環境の整備は避けては通れない問題となるでしょう。

参考リンク

「外国人の活用好事例集~外国人と上手く協働していくために~」を作成しました(厚生労働省HP)

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