• 厚生労働省が「平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を公表
  • 学歴別にみた初任給では、男女計で全ての学歴で前年を上回った
  • 大学卒及び高校卒の男女別の初任給は、大学卒の女性を除き、前年を上回った

厚生労働省が「平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を公表しました。「賃金構造基本統計調査」は、全国の主要産業に雇用される労働者の賃金の実態を、雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにすることを目的として、毎年7月に実施しています。今回公表する内容は、新規学卒者の平成30 年初任給(6月分)の結果です。

学歴別にみた初任給では、男女計で全ての学歴で前年を上回りました。

  • 大学院修士課程修了 238,700 円(前年比 2.3%増)
  • 大 学 卒 206,700 円( 同 0.3%増)
  • 高 専 ・ 短 大 卒 181,400 円( 同 1.2%増)
  • 高 校 卒 165,100 円( 同 1.9%増)

大学卒及び高校卒の男女別の初任給は、大学卒の女性を除き、前年を上回りました。大学卒の女性が微減しているのが少し違和感がある部分ですが、平成29年に2.1%と大きく増加したためその分の調整と見てよいと思われます。

  • 大学卒男性 210,100 円(前年比 1.1%増)
  • 大学卒女性 202,600 円( 同 0.7%減)
  • 高校卒 男性 166,600 円(同 1.5%増)
  • 高校卒女性 162,300 円(同 2.5%増)

男女計の初任給を企業規模別にみると、大学卒では、中企業(常用労働者100~999 人)及び小企業(同10~99人)において、高校卒では、大企業(同1,000 人以上)、中企業及び小企業の全ての企業規模において前年を上回りました。

参考リンク

平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況(厚生労働省HP)

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