今日の記事、ざっくり言うと・・・

  • 総務省が労働力調査の平成29年平均(速報)結果を公表
  • 労働力人口は、前年に比べ 47 万人の増加し、5年連続の増加
  • 非正規の職員・従業員の割合は 37.2%と 0.3 ポイントの低下

写真と記事は関係ありません。

総務省が労働力調査の平成29年平均(速報)結果を公表しました。

特に注目されているのが完全失業率は2.8%と,ついに3%を切った点ですが、ここでは、もう少しマクロな視点で、労働力人口の動きについて見てみたいと思います。

労働力人口(15 歳以上人口のうち,就業者と完全失業者を合わせた人口)は,2017年平均で 6720 万人と,前年に比べ 47 万人の増加しており、5年連続の増加となりました。就業率も比較可能な1968年以降最高の数字となっており、幅広く労働参加が進んでいることがわかります。また、女性が 45万人の増加となったことなど、女性の就業が進んだいることがわかります。

さて、そうすると、非正規雇用の割合の変化が気になりますが、非正規の職員・従業員の割合は 37.2%と 0.3 ポイントの低下となり、微減ではあるものの、非正規雇用の割合が減少しました。しかし、女性の非正規雇用の割合は依然5割を超えています。この点は、働き方改革や男性の家事参加が今よりも進まなければ大きく改善しないのかもしれません。

参考リンク

総務省統計局「労働力調査(基本集計)平成29年平均」(総務省HP)

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