厚生労働省が「これからのテレワークでの働き方に関する検討会報告書」を公表しました。

この報告書は、有識者で構成される「これからのテレワークでの働き方に関する検討会」での議論をまとめたものです。報告書では、これからのテレワークでの働き方について次の課題との対応方針等についての有識者の意見をまとめたほか、テレワークを推進するに当たって必要な今後の対応についての有識者の提言を盛り込んでいます。

  • テレワークの対象者を選定する際の課題
  • テレワークの実施に際しての労務管理上の課題(人事評価、費用負担、人材育成)
  • テレワークの場合における労働時間管理の在り方
  • テレワークの際の作業環境や健康状況の管理・把握、メンタルヘルス

たとえば、労働時間管理について、自己申告された労働時間が実際の労働時間と異なることを客観的な事実により使用者が認識している場合を除き、労働基準法との関係で、使用者は責任を問われないことを明確化する方向で検討を進めること、また、中抜け時間があったとしても、少なくとも始・終業時間を適正に把握・管理すれば、労働基準法の規制との関係で、問題はないことを確認しておくことが適当であるとされるなど、事業主の管理負担についても配慮されたものとなっています。

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参考リンク

「これからのテレワークでの働き方に関する検討会報告書」を公表します(厚生労働省HP )