トラック協会の賃金・労働時間調査

全日本トラック協会が「2020年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」の調査結果を公表しました。そこで、今回はその概要についてみてみることにしましょう。

はじめて賃金額の動向についてです。令和2年5~7月に支給された全職種 1 人 1 ヵ月平均賃金は、特別積合せ貨物運送事業者(特積)が314,800円(対前年比 6.6%減)、一般貨物自動車運送事業者(一般)が317,600円(同2.1%減)となり、いずれも前年の結果を割り込むものでした。新型コロナの影響がトラック業界にも少なからず影響を与えていることがわかります。

また、トラック運送事業従業員の中核となる運転者のうち、男性運転者(けん引、大型、中型、準中型、普通)の賃金についても、特積が 1 人 1 ヵ月平均賃金で 330,600 円(同 7.1% 減)、一般では 1 人 1 ヵ月平均賃金で 329,700 円(同 1.8%減)でした。特積と一般をあわせた男性運転者全体では 1 人 1 ヵ月平均賃金が 330,100 円(同 4.8%減)、年間賞与の 1ヵ月平均額を加えた月額で 370,200 円(同 6.3%減)となるなど、こちらも前年割れとなりました。

次に賃金の構成についてみると、職種別では、運転手では、歩合給(運行手当等)や時間外手当(早出、残業、深夜、休日出勤手当等)などの変動給に占める比率が高いことがわかりました。特に大型運転者と中型運転者は変動給の割合が高いという傾向があります。では、具体的に変動給の内訳についてみてみると、男性運転者では特積で歩合給と時間外手当の割合がそれぞれ 44.4%、46.6%となり、一般では歩合給の割合が 47.5%、時間外手当の割合が 41.5%となりました。歩合給の割合が高いのは大型運転者で、ほぼ半分を占めているという結果でした。

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参考リンク

「2020年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」について(全日本トラック協会HP)

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