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厚生労働省が「平成 30 年労働安全衛生調査(実態調査)」の結果を公表しました。 今回の調査では、事業所が行 っている労働災害防止活動及び安全衛生管理の実施状況等の実態並びにそこで働く労働者の 仕事や職業生活における不安やストレス、受動喫煙等の実態について調査を行っています。

本調査によれば、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は 59.2%と平成 29 年調査 58.4%に比べて若干増加しています。しかし、労働者に対する調査で、現在の自分の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は58.0%に上っており、平成 29 年調査58.3%から微減にとどまっています。このように、メンタルヘルス対策について、この2年間であまり大きな進展はなかったといえます。なお、労働者について、ストレスとなっていると感じている事柄(主なもの3つ以内)は「仕事の質・ 量」が 59.4%(同 62.6%)と最も多くなっていました。

もう一つ、受動喫煙防止対策についてもみてみましょう。まず受動喫煙防止対策に取り組んでいる事業所の割合は 88.5%で、平成29年調査の85.4%から3%増加しました。一方、労働者に対する調査において、職場で受動喫煙があると答えた割合は 28.9%になっています。このように、受動喫煙対策については多くの事業所で進んでいるようですが、まだ行き届いていない部分も残っているようです。

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参考リンク

平成30年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況(厚労省HP)