人事院勧告が報道されました。一般には賞与がどのくらいなのかとかに注目が集まるところですが、私の関心ごとは標準生計費です。
標準生計費の費目 標準生計費は、次の5つの費目別に算定しており、各費目の内容は、それぞれ総務省の「全国消費実態調査」およびび「家計調査」の次に掲げる大分類項目に対応しています。
- 食 料 費 ・・・・・・・・・ 食料
- 住 居 関 係 費 ・・・・・・・・・ 住居、光熱・水道、家具・家事用品
- 被服・履物費 ・・・・・・・・・ 被服及び履物
- 雑 費 Ⅰ ・・・・・・・・・ 保健医療、交通・通信、教育、教養娯楽
- 雑 費 Ⅱ ・・・・・・・・・ その他の消費支出(諸雑費、こづかい(使途不明)、交際費、仕 送り金)
公表された資料によれば、一人世帯の標準生計費は110,610円で、前年の120,190円にくらべて約8%減となりました。内訳は、食糧費が24,360円(前年26,020円)、住居関連費が49,360円(同48,300円)、被服・履物費が1,130円(同2,430円)、雑費Ⅰが28,830円(同35,120円)、雑費Ⅱが6,930円(8,320円)でした。
これに対して、二人世帯の標準生計費は153,040円(同137,290円)、三人世帯では176,230円(同176,770円)でした。明細については、下記のリンクより資料を参照してください。
なお、都道府県(県庁所在地)の標準生計費については、各都道府県のHP等に掲載されています。たとえば千葉県では、前年度ですが、一人世帯で12,220円となっており、人事院の公表資料と同じくらいの額になっています。都道府県の標準生計費は、10月頃に公表されることが多いようです。