東京都が夏季一時金要求・妥結状況の中間集計結果(令和2年6月4日現在)を公表しました。なお、今季の最終的な調査の報道発表は、7月20日を予定しています。

既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な152組合の平均妥結額は760,243円でした。これは平均賃金(316,317円・39.7歳)の2.40ヵ月分に相当します。同一労組の前年妥結額(763,247円)との比較では、金額で3,004円減少(0.39%減)となりました。

一方、産業別・業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった13業種のうち、対前年比の増加率が最も大きかったのは、「サービス業(その他)」(7.45%)、以下「食料品、たばこ」(1.77%)、「情報制作(出版等)」(1.47%)となる一方、対前年比の減少率が最も大きかったのは、「鉄鋼業」(-19.89%)、続いて「電子部品・デバイス・電子回路製造業」(-4.85%)、「道路貨物運送」(-4.30%)となりました。

なお、本調査は労働組合がある企業の結果ですので、比較的規模の大きいところが多いことが想定されることに留意してください。民間のシンクタンクなどの調査結果を見ると、前年比10%近い減少という報告もあります。

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参考リンク

2020年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計)(東京都HP)