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東京都が夏季一時金要求・妥結状況の中間集計結果(令和元年6月6日現在)を公表しました。なお、今季の最終的な調査の報道発表は、7月22日に予定されています。

既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な240組合の平均妥結額は757,164円で、これは平均賃金(310,237円・39.2歳)の2.44ヵ月分に相当します。同一労組の前年妥結額(763,239円)との比較では、金額で6,075円減少(0.80%減)しました。

次に、産業別・業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった18業種のうち、対前年比の増加率が最も大きかったのは、「情報制作(出版等)」(9.87%)、以下「鉄鋼業」(4.42%)、「機械器具製造業」(4.27%)となっています。一方、対前年比の減少率が最も大きかったのは、「化学工業」(-13.76%)、続いて「建設業」(-5.88%)、「卸売・小売業」(-4.77%)となっています。

なお、要求を提出した労働組合のうち、前年要求額と比較可能な301組合の平均要求額は823,445円でした。同一労組の前年要求額(827,346円)との比較では、金額で3,901円減少(0.47%減)しました。

このように、夏季賞与については、前年に比べて全体ではわずかに減少という傾向にあります。経団連の調査(第1回集計)では総平均で 971,777円で、前年比-2.52%であったことから、今年度の夏季賞与は全体では前年を下回る見込みといえます。

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参考リンク

2019年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計)(東京都産業労働局HP)