今回の記事をざっくりいうと・・・

  • 厚生労働省が平成28年の民間主要企業の春季賃上げ要求・妥結状況の集計結果を公表
  • 平均妥結額は6,639 円で、前年(7,367 円)に比べ728 円の減となり、現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.14%で、前年(2.38%)に比べ0.24 ポイントの減

image089厚生労働省が平成28年の民間主要企業の春季賃上げ要求・妥結状況の集計結果を公表しました。

今回の調査の集計対象企業は、妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを継続的に把握できた、資本金10 億円以上かつ従業員1,000 人以上の労働組合のある企業313 社です。

平均妥結額は6,639 円で、前年(7,367 円)に比べ728 円の減となり、現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.14%で、前年(2.38%)に比べ0.24 ポイントの減となりました。

業種別には、サンプル数が少ないため必ずしもこの業種が好調ということはできませんが、金融・保険業が2.59%と最も高く、その後に窯業(2.44%)、造船業(2.42%)、自動車業(2.34%)と製造業関係が続いています。

賃上げ率は2%台が3年続いています。

なお、具体的な要求額を把握できた295 社の平均要求額は9,045 円で、前年(10,587 円)に比べ1,542 円の減となりました。

参考リンク

「平成28年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況」(厚生労働省HP)

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