• 平成30年4月の標準生計費が公表
  • 世帯人員3人で186,520円(前年比-12,740円)

人事院が平成30年人事院勧告を公表し、平成30年4月の標準生計費が明らかになりました。本サイトは、標準生計費をキーワードに訪問する人が多いので、今年もしっかり取り上げておきたいと思います。

標準生計費とは、国民一般の標準的な生活の水準を求めるため、「家計調査」(総務省)等に基づき、費目別、世帯人員別に算定したものです。もう少しかみ砕いていうと、標準的な生活モデルを設定し、その生活に要する費用を算定したものということができます。そのため、自社の賃金相場を検討するにあたって、生活費にどの程度かかるのかを考える上で、参考になります(もっとも、ホームページで公表されているのは全国平均であることに注意)。

なお、しばしば誤解されていることですが、標準生計費は、生活するための最低限必要な金額ということではありません。

標準生計費は、次の5つの費目別に算定されています。

  • 食 料 費・・・食料
  • 住居関係費・・・住居、光熱、水道、家具:家事用品
  • 被服履物費・・・被服・履物
  • 雑 費 Ⅰ・・・保険医療、交通・通信、教育、教養娯楽
  • 雑 費 Ⅱ・・・その他の消費支出(諸雑費、こづかい(使途不明)、交際費、仕送り金

平成29年4月時点での世帯人員別の標準生計費は、次の通りでした。

  • 世帯人員1人・・・116,930円(前年116,560円)
  • 世帯人員2人・・・150,690円(前年178,940円)
  • 世帯人員3人・・・186,520円(前年199,260円)
  • 世帯人員4人・・・222,350円(前年219,620円)
  • 世帯人員5人・・・258,160円(前年239,940円)

2人世帯、3人世帯が前年から減少し、その他は上昇しています。減少した区分では、「雑費Ⅰ」が大きく減少しています。が詳細は、下記の参考リンクをご覧ください。

参考リンク

平成30年人事院勧告(人事院HP)

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