世界の労働基準監督署からVOL016:東金労働基準監督署

先日ここでも取り上げたように、今年度の最低賃金改定に関して、中央最低賃金審議会は、新型コロナウイルス感染症拡大による現下の経済・雇用への影響等を踏まえ、引上げ額の目安を示すことは困難であり、現行水準を維持することが適当であるとしたうえで、地方最低賃金審議会において、地域の経済・雇用の実態を見極め、地域間格差の縮小を求める意見も勘案しつつ、適切な審議が行われることを希望すると答申しました。

これを受けて、各地方最低賃金審議会での審議がスタートし、続々と答申がだされています。千葉近都県では、千葉県、東京都、茨城県の最低賃金審議会が答申をだし、次のように引き上げまたは据え置きとすることを適当としています。

  • 千葉県 2円引き上げ(923円⇒925円)
  • 東京都 据え置き(1,013円)
  • 茨城県 2円引き上げ(849円⇒851円)

今後は異議申出にかかる調査審議が行われたうえで、9月から適用される最低賃金が決定されますが、ここから金額が大きく動くことはないでしょう。

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参考リンク

千葉地方最低賃金審議会の意見に関する公示(千葉労働局HP,PDF)

東京都最低賃金の改正答申(東京労働局HP,PDF)

令和2年度茨城県最低賃金の改正答申について(茨城労働局HP,PDF)