image022厚生労働省は、「平成 25 年度雇用均等基本調査」の結果の速報版を取りまとめ、公表しました。本調査は、男女の雇用均等問題に関わる雇用管理の実態把握を目的に、毎年実施しているものです。

今回の調査結果では、育児休業取得者の割合が公表されました。

  • 女性 : 76.3% (前回調査比 7.3 ポイント低下)
  • 男性 : 2.03% ( 同 0.14 ポイント上昇)

このように前回の調査と比べて女性の育児休業取得率が大きく減少したのが、今年度の特徴です。事業規模別にみると、5人~29人規模の小規模事業所で女性の取得率が58.6%と低く、このような事業所では女性が出産をきっかけに離職する傾向が強いことが明らかになっています。

なお、本年4月から育児休業給付の給付率が引き上げられ、また産休中の社会保険料免除制度が開始されるなど、出産・育児を支援する法制度の整備が進んだことから、来年度はこれらの施策の効果が現れるのかどうかが注目されます。