今回の記事、ざっくり言うと・・・

  • 今年度(平成28年度)の協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率が決まった
  • 全国平均の保険料率は10.0%に据え置き(都道府県ごとに増減はある)

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今年度(平成28年度)の協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率が決まりました。本年は3月分(4月納付分)*からの適用となります。

千葉県、東京近県の保険料率は次のとおりです。

茨城県  9.92%
埼玉県  9.91%
千葉県  9.93%
東京都  9.96%
神奈川県  9.97%

なお、40歳から64歳までの方(介護保険第2号被保険者)は、これに全国一律の介護保険料率(1.58%)が加わります。

ところで、同時に公表されたQ&Aでは、今後の保険料の見通しについて、次のように述べています。

協会けんぽの保険財政については、医療費の伸びが賃金の伸びを上回る状況が続いているため、今後の保険料率の見通しは楽観できません。

協会けんぽの支出の約6割を占める、加入者の皆さまの医療費は、医療の高度化等により年々増加する傾向にあります。一方、保険料収入の基準である賃金の伸びは低く、医療費の伸びに追いついていません。

このように、明言はしていないものの、保険料率の引上げを示唆しています。

関連リンク

平成28年度の保険料率の決定について(協会けんぽHP)

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