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愛知県が「治療と仕事の両立支援取り組み事例集」を作成しました。これは、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のあ る労働者が、治療を理由に仕事を辞めることなく、適切な治療を受けながら 生き生きと働き続けられる社会を目指す取組です。

今回作成された冊子では、事業所が取組を進める上で、より詳細な情報を伝えるために、事業所が実際に行っている取組例を支援メニューとして整理するとともに、両立支援のロールモデルとなる事業所の事例が具体的に紹介されてます。

たとえば「両立支援の取組例を項目別にまとめた支援メニュー」では、「事業者による基本方針等の表明と労働者への周知」、「研修等による両立支援に関する意識啓発」、「相談窓口等の明確化」、「両立支援に関する制度・体制等の整備」の、4つの項目に分けて、実際に事業所で行われている取組が紹介されています。中でも「両立支援に関する制度・体制等の整備」では、傷病休暇・病気休暇などの「休暇の配慮」、時差出勤などの「勤務管理の配慮」、テレワークなどの「通勤、勤務場所の配慮」、両立しやすい部署への配置転換、職務転換などの「配置の配慮」、部署内でフォローしあえる雰囲気・仕組みづくりなどの「欠員フォロー、両立者サポート」、医療費軽減、見舞金などの「費用助成」、健康管理室の設置などの「体制づくり」といった具体的な支援メニューが取り上げられており、社員との面談の際にも活用しやすいものとなっています。

退院後の従業員が継続的に通院しながら勤務を継続しているケースは中小企業でも珍しくありませんが、どのような取り組みがよいのかわからないというケースも少なくないように思います。そのようなときに、本パンフレットなどを参考に就労支援を行ってはいかがでしょうか。

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

「治療と仕事の両立支援取組事例集」を作成しました!(愛知県HP)