• 公益社団法人全国求人情報協会が大学卒業後に正社員として就職した若手社会人を対象に調査を実施し、報告書を公表
  • 早期転職者における、早期離職の理由については、「仕事内容への不満」51.5%、「人間関係への不満」40.9%の2項目が突出して高い

世界のハローワークからvol002:ハローワーク銚子

公益社団法人全国求人情報協会が大学卒業後に正社員として就職した若手社会人を対象に調査を実施し、報告書を公表しました。先日、厚労省の新規学卒者の離職状況の調査結果について取り上げた記事を書きましたが、より分析された結果だと思われますので、取り上げてみたいと思います。

まず、厚労省の資料では出てこなかった、離職理由を確認しておきましょう。 早期転職者における、早期離職の理由については、「仕事内容への不満」51.5%、「人間関係への不満」40.9%の2項目が突出して高いことがわかります。人間関係への不満はともかくとして、仕事内容への不満にかんしては職務を定めないで採用する今の新卒採用のあり方からすれば、やりたい仕事に就けなかったということなのかもしれません。

同じ調査の中で、「「小規模企業への転職」や、「賃金が減少する転職」ともに半数以上が満足と回答」しているところからも、本人の仕事に対するこだわりを会社としても把握に努め、実態を十分説明することが大切といえるでしょう。一方、良いところばかりを大体アピールして上澄みを救おうとする採用戦略が採られている限り、このような状況は続くのかもしれません。

あるいは、「現在の自分の仕事に対し「活躍実感がある人」は25.1%、そのうち「現在の仕事に納得している人」は64.9%となった」といった結果を参考に、モチベーションの維持に関する方策を検討することも考えられるでしょう。

参考リンク

若者にとって望ましい初期キャリアとは~調査結果からみる❝3年3割❞の実情~(全国求人情報協会HP)

千葉県千葉市中央区のMORI社会保険労務士・行政書士事務所では、日々生じる従業員に関する問題やちょっとした労働法に関する疑問、他社事例について、気軽に電話やメールで相談できる「労務相談」業務の依頼を受託しています。もちろん採用に関するご相談、社会保険、給与計算、就業規則、労働者派遣業等各種許認可業務等も対応します。まずはお気軽にお問い合わせください。

toiawase