日本年金機構が令和5年度算定基礎届の提出に関する情報をHPに公開しました。今年度は「算定基礎届事務講習会」を会場開催することも発表されています。

健康保険・厚生年金保険の被保険者および70歳以上被用者の実際の報酬と標準報酬月額との間に大きな差が生じないように、事業主は、7月1日現在で使用している全被保険者の3カ月間(4月、5月、6月)の報酬月額を「算定基礎届」により届出し、厚生労働大臣はこの届出内容に基づき、毎年1回標準報酬月額を決定し直します。これを定時決定といいます。

令和5年度の算定基礎届の提出期限は7月10日(月曜)です。6月中旬より順次様式等が送付されます。

今年度から、令和5年度から、二以上事業所勤務者の算定基礎届とそれ以外の方の算定基礎届を分けて送付されることになりました。

ところで、算定基礎届で報告する報酬の期間は、昇給の時期と重なることも多いため、随時改定の手続きと重なる場合があります。この場合、随時改定が優先されることになりますが、このような場合には、7月に提出する算定基礎届の届出を省略することが可能です。届出省略の申出を行う場合は、次のとおり算定基礎届を作成してください。

まず、紙媒体による届出の場合は、報酬月額欄は記入せず、空欄とし、備考欄の「3.月額変更予定」に〇を付してください。

日本年金機構HPより

電子媒体または電子申請による届出の場合は、8月または9月の随時改定予定者を除いて算定基礎届を作成の上、提出します(提出がないことをもって、事業主からの申出があったものとみなすものとされています)。

なお、当該被保険者について、8月または9月の随時改定の要件に該当した場合は月額変更届を、随時改定の要件に該当しないことが判明した場合は算定基礎届を、速やかに提出するようにしてください。

以下の関連リンクからは日本年金機構が作成した解説動画のほか記載例などの各種資料がダウンロードできますので、参照してください。

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

【事業主の皆さまへ】令和5年度の算定基礎届のご提出について(日本年金機構HP)