世界の年金事務所からvol004:中央年金事務所

多くの事業所で今週に社会保険の「算定基礎届」が到着しているようです。日本年金機構では5月に令和4年度の算定基礎届の記入方法等に関する解説動画やガイドブックを公開していますので、とりかかる前に一度確認しておくとよいでしょう。

算定基礎届は、健康保険および厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬月額との間に大きな差が生じないように、7月1日現在で使用している全ての被保険者に4~6月に支払った賃金を「算定基礎届」によって届出て、毎年1回標準報酬月額を決定するためのものです。「算定基礎届」により決定された標準報酬月額は、原則1年間(9月から翌年8月まで)の各月に適用され、納付する保険料の計算や将来受け取る年金額等の計算の基礎となります。

令和4年度の算定基礎届の提出期限は7月11日(月曜)です。新型コロナウイルス感染症の影響により、上記期限までの提出が難しい場合は、7月12日以降も受付されますが、なるべく早めに提出するようにしましょう。

送付される算定基礎届には、5月19日までに日本年金機構で入力処理をした情報をもとに、被保険者の氏名等が印字されています。そのため、算定基礎届の提出対象者(5月31日以前に資格取得した被保険者)の情報が記載されていない場合がありますが、その場合には、送付した算定基礎届の氏名等が印字されていない欄に追記した上でご提出ください。

なお、6月1日以降に資格取得した被保険者については本年度の算定基礎届の提出は不要です。

70歳以降に資格を取得した方の場合、日本年金機構から送付する算定基礎届では、2つ(2人分)の項目に表示されます。被保険者整理番号と基礎年金番号により同一の方であることを確認し、それぞれの項目に必要事項を記入するか、または1つの項目を斜線で抹消し、もう1つの項目に必要事項を記入するか、いずれかの方法により提出するようにしてください。

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

【事業主の皆さまへ】令和4年度の算定基礎届の記入方法等について(日本年金機構HP)