世界の労働基準監督署からVOL010:柏労働基準監督署

厚生労働省が、令和元年度に、長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した、監督指導の結果を公表しました。

この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働時間数が1か月当たり80時間を超えていると考えられる事業場や、長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場を対象としています。

対象となった32,981事業場のうち、15,593事業場(47.3%)で違法な時間外労働を確認したため、是正・改善に向けた指導を行いました。なお、このうち実際に1か月当たり80時間を超える時間外・休日労働が認められた事業場は、5,785事業場(違法な時間外労働があったもののうち37.1%)でした。

また、賃金不払残業があった事業場は2,559事業場(7.8%)、過重労働による健康障害防止措置が未実施の事業場は6,419事業場(19.5%)でした。

厚生労働省では、今後も長時間労働の是正に向けた取組を積極的に行うとともに、11月の「過重労働解消キャンペーン」期間中に重点的な監督指導を行うとしています。

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参考リンク

長時間労働が疑われる事業場に対する令和元年度の監督指導結果を公表します(厚生労働省HP)