image112厚生労働省が、若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組強化の一環として、平成26年9月1日から、平日夜間・土日に、誰でも労働条件に関して、無料で相談できる電話相談窓口「労働条件相談ほっとライン」を開設すると発表しました。

「労働条件相談ほっとライン」は、違法な時間外労働・過重労働による健康障害・賃金不払残業などの労働基準関係法令に関する問題について、専門知識を持つ相談員が、法令・裁判例などの説明や各関係機関の紹介などを行う電話相談です。電話相談は、労働者・使用者に関わらず誰でも無料で、全国どこからでも利用できます。匿名での相談も可能となっています。

昨年も9月1日に、若者の「使い捨て」が疑われる企業・事業所等に関する『無料電話相談』が実施されましたが、今年度は3月31日まで、平日夜間と土日の日中も受け付け、労働者だけでなく使用者も利用できる制度となりました。

資料では、労働者からの相談をきっかけに監督指導が実施されることは特に記載されていませんが、過度の長時間労働や不払い残業等の労働基準法違反が疑われるケースについては監督署へ相談することが相談員から提案されないもいえません。直近の従業員の労働時間をざっと見ておくだけでも気が付くことがあるかもしれません。また、依然と比べて元気がなくなっている従業員がいないかなど、日ごろから気を配っておくことも重要です。

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「労働条件相談ほっとライン」を開設します(厚生労働省HP)

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