自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検状況が公表されました
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厚生労働省では、自動車運転者の労働時間等の労働条件の確保に重点的に取り組んでいます。今回の発表では、平成 24 年に6,007 事業場に対し監督指導を実施し、このうち82％に当たる 4,924 事業場で何らかの労働基準関係法令違反が、また、61％に当たる3,640事業場で「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の違反が認められたとする結果となりました。さらに、自動車運転者に係る重大または悪質な労働基準関係法令違反により 送検した事業場は、80件となっています。
違反の内容は労働時間が54.9％と最も多くなっており、送検事例の中では、３６協定で定めた上限時間である月 80 時間を超える月99時間の時間外労働を行わせ、再三の指導にも関わらず、拘束時間・時間外労働を削減しなかったものもありました。厚生労働省は、今後も、自動車運転者を使用する事業場に対し、積極的に監督指導を実施するとしていますが、自動車運転車を使用する事業場では、労働基準法のほか「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」による規制もあることから、パンフレット等を活用してこれらの内容についても十分に理解する必要があります。
■関連リンク
自動車運転者を使用する事業場に対する平成24年の監督指導、送検の状況を公表します（厚生労働省ＨＰ）
トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント（厚生労働省ＨＰ）
タクシー運転者の労働時間等の改善基準のポイント（厚生労働省ＨＰ）
バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント（厚生労働省ＨＰ）