今日の記事、ざっくり言うと・・・
- 厚生労働省が平成26年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況について公表
- 今回の結果では、新規高卒就職者の40%以上、新規大卒就職者の30%以上が、就職後3年以内に離職していた
厚生労働省が平成26年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況について公表しました。今回の結果では、新規高卒就職者の40%以上、新規大卒就職者の30%以上が、就職後3年以内に離職していることが分かりました。
新規学卒就職者の就職後3年以内離職率は、次の通りです。
- 大学 32.2% (+0.3 P )
- 短大等 41.3% (▲0.4 P )
- 高校 40.8% (▲0.1 P )
- 中学 67.7% (+4.0 P )
特に離職率の高い業種としては、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、教育・学習支援業で、この傾向は大卒・高卒で違いはありませんでした。
新規学卒者の3年以内離職率は、かつて「7・5・3」と言われていた頃と比べると、高卒は改善しておりものの、他についてはあまり変わっていないのが実情です。人手不足の今、新規学卒者の勤務継続は大きな課題の一つです。離職率の高い業種は、一般的に長時間労働が問題になっている業種が多いことから、これらの業種については、労働時間の短縮等の労働環境の改善が課題と言えるでしょう。
参考リンク
新規学卒就職者の離職状況(平成26年3月卒業者の状況)を公表します~新規学卒就職者の3年以内の離職率は新規高卒就職者40.8%、新規大卒就職者32.2%~(厚生労働省HP)
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