厚生労働省が令和3年度労働保険の年度更新にかかる「申告書の書き方」を公開しました。今年度の申告期間は6月1日(火)~7月12日(月)です。

年度更新とは、新年度の概算保険料を納付するための申告・納付と前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付の手続をいいます。

年度更新の申告書は、5月末日頃に郵送される予定です。年度更新の申告書は、管轄の都道府県労働局や労働基準監督署への郵送、または「電子申請」でも受け付けており、直接窓口へ出向くことなく申告することができます。

手続が遅れますと、政府が労働保険料・一般拠出金の額を決定し、さらに追徴金(納付すべき労働保険料・一般拠出金の10%)が課されることがあります。

労働保険の保険料は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間(これを「保険年度」といいます。)を単位とし、その間ですべての労働者(雇用保険については、被保険者)に支払われる賃金の総額に、その事業の種類ごとに定められた保険料率を乗じて算定します。

今年度は大きな改正点はありませんが、1年に1回の手続きとなりますので、担当者は、早めに本書を確認して、備えるようにしてください。

ちなみに、申告書は間違えて記入しても領収済通知書(納付書)以外であれば訂正できますので、訂正後の数字(文字)がわかるように書き直してください。訂正印は不要です。領収済通知書(納付書)の納付額を間違えて記入してしまった場合は、訂正された領収済通知書(納付書)を使用することはできませんので、必ず新しいものを使用してください。

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

令和3年度事業主の皆様へ(継続事業用)労働保険年度更新申告書の書き方(厚生労働省HP)