世界の年金事務所からVOL14:荒川年金事務所

近年、時期や地域によって健康保険被保険者証の交付について時間を要しているとの指摘受けて、日本年金機構が早期交付に向けた取り組みを公表しました。

すでに日本年金機構の中期目標(2019~2023 年度)では、「 健康保険被保険者証の早期交付に向けて、届出に係る事務処理の迅速化を図ること」とされています。 特に、電子申請による届出については、より短期間で処理することとされており、電子申請による届出を優先する姿勢を示しています。

また、中期目標期間中に、電子申請による3届(資格取得届、資格喪失届及び被扶養者異動届)につい ては、繁忙期を除いて、平均処理日数を3営業日以下( 日本年金機構における届書の受付から資格確認までの期間であり、全国健康保険協会における健康保 険被保険者証を作成に要する期間は含まない)に短縮することを目指すという目標が掲げられています。

しかし、実感としては、おおむね2週間程度かかっているように思われます。東京の事業所については、これよりも処理に時間を要しているのが実情ではないでしょうか。

このような状況をふまえ、事務処理の迅速化に向けて、平成 31 年 4 月から、日本年金機構では次のような取組 を実施していくこととされました。

  • 各事務センターにおける業務量に応じた職員の増員
  • 各事務センターにおける業務用の端末機器の増設
  • 繁忙期や業務量の多い事務センターにおける、他の事務センターや年金事務所による支援

このような対応は望ましいものであり、特に入退社が増加する4月の処理の迅速化が期待されます。

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

健康保険被保険者証の早期交付に向けた取組について(日本年金機構)