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厚生労働省が「令和3年賃金構造基本統計調査」の結果を公表しました。 今回公表する内容は、全国及び都道府県別の賃金について、調査客体として抽出された78,474事業所のうち有効回答を得た56,465事業所から、10人以上の常用労働者を雇用する民間事業所(49,122事業所)について集計したものです。 そこで、以下では結果のポイントについてみていくことにしましょう。

まず、一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の賃金(月額)は、男女計で 307,400円で前年比0.1%減となりました。男女別では、男性が337,200円(同 0.5%減)、女性が253,600円(同 0.7%増)となり、男性を100とした場合の男女間賃金格差は75.2(前年差0.9ポイント上昇)でした。

では、役職によって賃金はどうなっているのでしょうか。一般労働者のうち、雇用期間の定めのない者について、役職別の賃金をみると、男女計では、部長級577.9千円、課長級476.3千円、係長級367.8千円となっていました。男女別にみると、男性では、部長級585.8千円、課長級484.6千円、係長級376.7千円、女性では、部長級497.2千円、課長級422.1千円、係長級334.7千円となっています。

次に短時間労働者の賃金(1時間当たり)は、男女計で1,384円で前年比 2.0%減となりました。男女別では、男性が1,631円(同 1.6%減)、女性 1,290円(同 2.3%減)となりました。

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参考リンク

令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況(厚生労働省HP)