本社による安全衛生/労務管理の実態に関する調査結果が公表されました
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現在厚労省内では、労働安全衛生法の改正の議論が進んでおり、その中で現行の企業単位での安全衛生管理体制を企業単位で改善させる仕組みを設けるしくみが検討されています。これに先立って、企業における安全衛生管理体制の実態に関する調査が行われ、その結果が公表されました。
調査結果では、ほとんどの企業が、事業所も含めた企業全体の安全管理/健康管理/労務管理を、本社が直接実施するか、本社で統括管理していることや9割近い企業が、労働災害が発生した場合に、本社で情報をとりまとめ、社内で共有し、事業所に対する再発防止の指導を行っていることなどが明らかになりました。
厚労省はこれらの調査結果をふまえて、改正労働安全衛生法を来年の通常国会への提出することを目指すものと思われます。