厚生労働省が「労働者派遣事業報告書」(令和4年度報告)集計結果(速報値)を発表しました。労働者派遣法では派遣元事業主に対し、それぞれの事業年度毎の運営状況についての報告書を厚生労働大臣に提出するよう定めています。 令和4年度の集計は、報告対象期間(各派遣元事業主の事業年度)の末日が、令和4年4月1日から令和5年3月31日の期間内に属する報告について集計したものです。

今回の集計結果では、派遣労働者数は約215万人で対前年度比2.6%増となりました。内訳は①無期雇用派遣労働者が828,638人(対前年度比:6.8%増)、②有期雇用派遣労働者 1,317,815人(対前年度比:0.1%増)という結果でした。

また、派遣先件数については、約80万件で対前年度比6.1%増でした。派遣先件数は禁煙増加傾向にあり、4年間で10万件も増加しています。

このように派遣労働者数および派遣先件数ともに前年比増加という結果でした。このように派遣労働者のニーズは高まっているとみられます。

これにともない、年間売上高は8兆7,646億円(対前年度比:6.4%増)に上りました。

一方、派遣料金(8時間換算)(平均)は24,909円と対前年度比1.8%増となりました。また、派遣労働者の賃金(8時間換算)(平均)も15,968円(対前年度比1.7%増となり、派遣料金の上昇もみられます。

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参考リンク

令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)(厚生労働省HP)