今回の記事、ざっくり言うと・・・
- 人事院が平成27年4月の標準生計費を公表した
- それによれば、世帯人員数2人で158,890円、世帯人員数3人で187,120円、世帯人員数4人で215,350円となっている
「標準生計費」とは、国民一般の標準的な生活の水準を求めるため、「家計調査」(総務省)等に基づき、費目別、世帯人員別に算定したものです。
今年の標準生計費は、世帯人員数ごとにつぎのようになっています。
- 世帯人員数1人 114,720円
- 世帯人員数2人 158,890円
- 世帯人員数3人 187,120円
- 世帯人員数4人 215,350円
- 世帯人員数5人 243,580円
これらの金額は、次の費目別に算定されたものの合計です。
- 食 料 費 ・・・・・・・・・ 食料
- 住 居 関 係 費 ・・・・・・・・・ 住居、光熱・水道、家具・家事用品
- 被服・履物費 ・・・・・・・・・ 被服及び履物
- 雑 費 Ⅰ ・・・・・・・・・ 保健医療、交通・通信、教育、教養娯楽
- 雑 費 Ⅱ ・・・・・・・・・ その他の消費支出(諸雑費、こづかい(使途不明)、交際費、仕送り金)
標準生計費は、企業でも賃金制度における最低ラインとして参照されることがあるものです。賃金額の検討にあたっては、生活保障の観点も必要ですので、こうした指標を参考にするというわけです。
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