厚生労働省では、多くの新入学生がアルバイトを始める4月1日から7月31日までの間、全国の大学生等を対象に、アルバイトを始める前に自らの労働条件の確認を促すことなどを目的とした「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを実施しています。

学生アルバイトについても当然ながら、労働基準法を始めとする労働関係法令の適用があります。学生アルバイトを雇用している方やこれから雇用を予定している方は、今回のキャンペーンをきっかけにして、学生アルバイトの労働条件を一度見直してみてはいかがでしょうか。厚生労働省作成は、以下のリーフレットを作成していますので、最低限確認するようにしてください。

特に近年問題がクローズアップされたシフト勤務について、厚生労働省が推奨している次のようなルールをあらかじめ合意しておくことも考えられます。

  • 会社は、シフト作成時に、事前に労働者の希望を聴くこと
  • 会社が労働者に、決定したシフトを通知する際の期限、通知の方法(例:毎月○日までに、電子メール等で通知する)
  • 一旦確定したシフトの労働日や労働時間を、キャンセルしたり変更する場合の期限や手続
    ※一旦確定した労働日や労働時間等の変更は、基本的に労働条件の変更に該当し、使用者と労働者双方の合意が必要である点にご留意ください。
  • 一定期間中の、目安となる労働日数・労働時間数など①最大の労働日数や時間数(例:毎週月、水、金曜日から勤務する日をシフトで指定する)②目安の労働日数や時間数(例:1か月○日程度勤務/1週間当たり平均○時間勤務)③①②に併せて、最低限の労働日数や時間数(例:1か月○日以上勤務/少なくとも毎週月曜日はシフトに入る)

お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを実施しています【企画課】(神奈川労働局HP)