一般社団法人人材派遣協会が派遣社員を対象にアンケートを行い、その結果が公表されました。本調査は、現在派遣で働いている方及び過去半年間に派遣で働いていたことがある人を対象に、ＷＥＢアンケートページに直接入力し、ＷＥＢ送信により回答されたものを集計したものです。
本調査の内容は多岐にわたるものですが、注目される結果の一つとして、約７割（67.1％）の人が当面は派遣就業の継続を希望していることがあります。派遣就業をしている人は正社員になることができないため、やむを得ず派遣として働いているというイメージがあるため、この結果は少し意外に感じられます。
しかし、派遣で働いている理由の調査結果をみると、その理由の一端を伺うことができます。そのトップは「働く時期や期間を自分で選べるため」（44.0％）、次いで「勤務地を選べるため」（36.9％）「すぐに仕事に就けるため」（36.7％）となっています。このように、本調査結果では、 派遣労働者であることによって、働くスタイルや、仕事内容等を「選べる」ということに魅力を感じている人が比較的多くなっていることが明らかになりました。
このように、本調査は、派遣労働者が調査対象となっているため、一般的な派遣労働者の意識を知るうえで、活用できる資料となるでしょう。
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