協会けんぽ保険料率・介護保険料率の見込みが公表されました
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全国健康保険協会が平成26年度の協会けんぽ保険料率・介護保険料率の見込みを公表しました。
平成26年度の平均保険料率については、平成25年度と同率の10.00％とする予定となる一方、介護保険料率については、1.55％から1.72％に引き上げとなる見込みです。健康保険法では、単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬で除したものを基準として定めるとされていることから、「この規定に従い単年度で収支が均衡するよう1.72％とせざるを得」ないとされています。
協会けんぽの財政状況は、支出の約４割を占める高年齢者医療の負担が重しとなり、制度改正が行われないまま、現在の平均保険料率10％を据え置いた場合、30年度には1兆9,100億円もの累積赤字との見込みが示されています。しかし、協会けんぽの事業主・加入者の厳しい経営、生活実態から「これ以上の保険料率の引上げは限界」とされており、板挟み常態となっています。協会けんぽは、国庫補助率の法定上限の引上げや高年齢者医療制度の見直しを求めていますが、組合健保は反発していることなど、どのような形で見直しがされるかは不透明といえます。
■関連リンク
平成26年度保険料率の見込みと5年収支見通しについて （全国健康保険協会ＨＰ）
