日本人材派遣協会が「2023年度派遣社員WEBアンケート調査結果」を公表しました。

本調査では、派遣労働者の雇用の状況について、はじめに契約期間について記載がありますのでこれをみると、有期労働契約の派遣労働者が78.2%で、無期労働契約のはけんろうが18.0%でした。昨年に比べ「有期労働契約」の割合は6.5ポイント増加しています。また、契約期間が決まっている人の労働契約の期間では、「3か月」が71.4%を占めていました。このように派遣労働者の多くは有期契約で、しかも短期間の契約で雇用されていることがわかります。

では、実際に同じ派遣先に務めている期間はどうかというと、現在の派遣先における通算就業期間で最も多いのは「1年~2年未満」で22.9%でした。一方、「1か月以下」から「1年未満」をあわせた「通算1年未満」は52.3%でした。なお、有期労働契約と答えた人では「通算1年未満」は60.5%ですが、無期労働契約では「通算3年以上」が69.5%となっています。

このように、派遣可能期間の制限のない無期労働契約の派遣労働者が、長期間にわたって同一の派遣先に派遣されている実態も明らかになりました。

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参考リンク

2023年度派遣社員WEBアンケート調査結果(一般社団法人日本人材派遣協会HP)