2020年1月6日にハローワークのシステムが新しくなり、求人票の様式や求人の公開方法が変わります。今回はその変更点の概要について紹介します。
まず、求人票の主な変更点についてみてみましょう。
- 「正社員登用」「受動喫煙対策」「必要なPCスキル」「固定残業代」「36協定における特別条項」などの項目が新設
- 「最寄り駅」「学歴」「必要な免許・資格」「PRロゴマーク等」などの登録方法が変更
- 「仕事の内容」「求人に関する特記事項」など、登録可能文字数が増加
- 「マイカー通勤に関する特記事項」、「住込」などは不掲載または表示可能文字数が減少
以上のように、近年必要とされる項目の新設・拡大と、逆にあまり必要性のない項目については廃止・削減となっています。特に固定残業代や特別条項に関する項目の新設は、求人票における「見栄え」という点からも考えなければならないといえます。
次に、求人の公開方法について、ハローワーク内に設置されたパソコンと「ハローワークインターネットサービス」が一本化され、ハローワーク内に設置されたパソコンでもインターネッ ト上でも、同じ求人情報が公開されるようになります。これにより、ハローワークに来所しない求職者に対しても、ハローワーク内と同じ求人情報を公開できるようになります。これも、近年はもっぱら求職活動がインターネット中心になっていることを反映しているものと思われます。
求人者(事業主)においては、ハローワークインターネットサービス上に「求人者マイページ」を開設すると、会社のパソコンから次のサービスを利用することができるようになります。
- 求人申込み
- 申し込んだ求人内容の変更、求人の募集停止、事業所情報の変更など
- 事業所の外観、職場風景、取扱商品などの画像情報の登録・公開
- ハローワークからご紹介した求職者(応募者)の紹介状の確認、選考結果(採用・不採用)を登録(ハローワークに連絡)
- メッセージ機能(ハローワークからご紹介した求職者(応募者)とのやりとり)
- 求職情報検索
このように、求人情報の掲載もオンラインで行うことが可能になり、利便性が向上することが期待されます。
参考リンク
2020年1月6日からハローワークのサービスが充実します!(厚労省HP)