沖縄労働局が雇用保険の育児休業給付金の申請ミスに関する注意事項をまとめたリーフレットを作成しました。

本リーフレットによれば、近年、誤った申請内容による育児休業給付金の過誤払いが増加しており、 特に、申請時点の育児休業対象者の復帰状況の確認不足によるものが大多数を占めており、この過誤払金の返納について事業所と受給対象者間でのトラブルも少なくないとのことです。そのため、育児休業給付金の申請にあたっては、下記の過誤払いとなった事例を参考にして、休業者の復帰等について、状況確認を適切に行うことを改めて確認するようにしてください。

過誤払いされた事例としては、①育児休業から復帰しているかどうかの確認(事業所内で部門間の連携不足含む)をせず、育児休業中として申請したケース、育児休業中に退職していたが、 育児休業中として申請したケース、育児休業中に、次の子を出産し産休に 入っていたが、育児休業中として申請したケース、育児休業中に賃金を得ていたが、収入無しとして申請したケースなどが紹介されています。

過誤払いが発生した場合、支給された育児休業給付金の全額を一括で返納し、改めて給付金の申請をやり直すことになります。返納については、受給対象者が給付金を返納することになるとともに、対象期間の全額返納が完了するまで、その後の支給が停止となります。返納については「事業所の申請ミスが理由なので、事業所で一時立替えてほしい」などのような相談も増加しており、会社の担当者は、特段の注意を払った上で手続きを行うことが大切です。

リーフレットの裏面にはチェックリストも掲載されていますので、参考にしてください。

沖縄労働局HPより
お問い合わせはお気軽に。043-245-2288

参考リンク

チェックリスト「確認していますか?~育児休業対象者の復帰について~」を作成しました。(沖縄労働局HP)