キャリア形成助成金に「育休中・復職後等能力アップコース」が創設
平成25年度補正予算の成立に伴い、企業内の人材育成を図る事業主への助成金の内容を拡充されることになりました。対象となる助成金は、次の2つです。
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このうち「キャリア形成促進助成金」に、新たなコースとして「育休中・復職後等能力アップコース」が創設されます。これは、現在「中小企業両立支援助成金」の中の「休業中能力アップコース」が廃止されるため、これを一部引き継ぐもので、育休中・復職後の能力アップのための訓練や出産・育児等により一定期間離職していた女性等の再就職後の能力アップのための訓練を実施した場合に訓練経費等を助成するものです。
なお、現在の中小企業両立支援助成金の休業中能力アップコースは、平成26年3月31日までに育児休業又は介護休業を開始し、かつ平成26年9月30日までにその休業を終了する労働者までが対象となる予定です。この場合、育児休業取得者の休業終了日が、平成26年10月1日以降に予定されている場合は、平成26年9月30日までに実施した教育訓練であっても、「休業中能力アップコース」の対象にはなならないことに注意が必要です。
国会で予算が審議されるこの時期は、助成金の制度変更も多い時期です。本日の官報においても労働移動支援助成金等の改正を含む改正雇用保険法施行規則が公布されています。なお、官報の内容はわかりづらいので、以下のパブリックコメントの際に公表された資料が概要を理解するのに役に立つと思います。
※パブリックコメントの資料。 |
■関連リンク
休業中能力アップコースは廃止される予定です(PDFファイル)